みなさん、こんにちは。
今回のテーマは、ロシア人形のマトリョーシカ(Матрёшка)について、その起源などお話していきたいと思います。
Contents 目次
1、マトリョーシカの起源
マトリョーシカは非常に人気のある有名な人形ですね。
でも、実際に手に取って触った経験がない、という方も多いと思います。
体の中央あたりから、カパッと開けて中を開いてみますと、ほら、写真の通り、次々と小さな人形が出てきましたよ。
さらにその人形の中央を開けると、またまた小さな人形が出てきました。
こうして一つのマトリョーシカから、全部で9個の人形が揃いました。
さて、このマトリョーシカ、ロシアの人形として知られていますが、
実は、日本が起源だった
って、ご存知だったでしょうか?
昔、ロシア人修道士が、箱根細工の七福神の「入れ子」というのを持ち帰り、それが元になって発展していったそうです。
これは、大きい順から、
「福禄寿・弁財天・大黒天・恵比寿・布袋・寿老人・毘沙門天」
の七福神が人形になっているものです。
実は箱根は、千年以上前からのろくろ挽きが発展してきた木工産地なのです。
この高度なろくろ挽きの技術によって、箱根七福神人形が生まれたのです。
または、最初のマ トリョーシカは、1890年にモスクワ郊外のAbramtsevo(アブラムチェボ)に置かれた「子供の教育』という工房で生まれたという説もあります。
どちらの起源が正しいかはわかりません。
両方とも正しいかもしれませんね。
そして、1900年のパリ万博で出展されて、それがきっかけで注目を浴びることになったようです。
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2、一つ一つ“手描き”のマトリョーシカ
このマトリョーシカ、ほとんど手作りで作られていまして、顔や衣装などの絵も、一つひとつ手描きで描かれています。
ですので、写真をご覧になってわかりますように、中に入れられている小さいものほど、手描きのブレがあります。
ですので、
マトリョーシカには、一つも完全に同じものはない
のです。
最近は、顔や衣装が描かれていないマトリョーシカも売られています。
自分で自由に顔や衣装を描いて楽しむことができるのです。
上の写真でわかるように、特に最後の小さな2体は、かなり絵付けが大雑把になってきていますネェ。
手描きの〈いびつさ〉も現れていまして、このいびつさも趣きがあって良いですねぇ。
ですから全く同じものは世界に二つとないのです。
このマトリョーシカの材料となるのは、シナノキ、カシ、ポプラなどの木だそうです。
3、「お守り」としてのマトリョーシカ
また、この「マトリョーシカ」という名前は、ロシアの女性の名前マトリョーナ“Matryona”の愛称形だそうです。
そこで一般的には、ロシア庶民の娘の姿をしていて、頭にはプラトークと呼ばれるネッカチーフを、身体にはサラファンと前掛けを着けています。
また、手には穀物の束や鎌、ニワトリなどを持つ姿で、鮮やかに描かれているのが、一般的だそうです。
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さらに、マトリョーシカは安産・子宝のお守りとしても人気があるそうです。
また、一番小さな人形に願いを込めて息をふきかけて、ふたをしてまた元通りにしておくと願いがかなうというロマンチックな言い伝えもあるのです。
マトリョーシカには、いろんなタイプがあります。
子供の遊び道具としても、楽しいでしょうね。
みなさんも、いろいろなマトリョーシカを集めてみてはいかがでしょうか?
今日は、楽しいマトリョーシカをご紹介いたしました。
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