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男女の「愛」と「欲望」に、違いはあるか?

 

こんにちは。

今回は、男性と女性のそれぞれの「愛」の形について、考えてみたので書いていきます。



Contents 目次

1、「愛」と「欲望」のはざまで

1、愛と欲望の違い

 

まず、「愛」と「欲望」とはどう違うのでしょうか。

それは、欲望は本能に基づいています。

それに比べて、愛は本能的な面もありますが、より精神性を帯びたものです。

 

ですので、愛の中には欲望も入りますが、欲望というときには愛は入りません。

つまり、愛とは、欲望をも包括するものです。

 

では、男性と女性とでは、その欲望に違いはあるのでしょうか?

 

 

2、男女における“欲望”の違い

 

一般に男性は、身体的な欲望と、心理的な感情が一致していない場合がよくありますね。

心理と身体の欲求がバラバラでも構わないのです。

 

それに比べて女性の場合、心理的に好きだ、という感情と、身体的な欲求が一致しているのが一般的だと言われています。

ですので、好きな人でなければ、身体的な欲求も感じない、ということです。

 

そういうと、

「そんなことはない。好きでもない男と肉体関係を持っている女性はいくらでもいるではないか」

と言われる人も多いと思います。

そうした女性に心理についてはまた後ほど述べたいと思っています。

 

さて、男性の場合、身体的な欲求を心理的な欲求と錯覚することが、しばしばあるようです。

つまり、恋愛と、単なる性的な欲望とを錯覚しやすいようです。

 

これは男性の生理的な特徴かもしれません。

男性は年齢とともに「性」の衝動が強くなるとき、たまたま出会った相手と性的な関係になってしまうと、それを愛情だと錯覚することがあるのです。

 

 

女性の場合には、一般的には、男性ほどには性的な欲求が強くありません。

ですので、自分のほうの性的な欲望に突き動かされて、積極的に相手と性的な関係を結ぶということは、あまりないようです。

 

女性の場合、まず好きか嫌いかという問題があります。

 

嫌いな人と性的な関係になることなど考えられません。

ですから、女性の場合には、まず愛があるからこそ、そこに付随して身体的な欲求も生じるのです。



2、愛とセックスは別だと割り切れる女性

1、セックスはスポーツという女性

 

現代では、いろいろな男性と身体的な満足だけで付き合える女性も増えてきたようです。

 

このような女性は、愛情とセックスは別だと割り切れることができる人だと言えます。

また、男性とのセックスに、それほど身体的な悦びを感じていないけれども、「数をこなす」ことを目標にセックスを重ねる女性も増えているようです。

 

なぜ、このような女性が登場してきたのでしょうか?

 

そこにはまず、女性が妊娠することから解放されたことが大きいでしょう。

つまり、避妊がたやすくほぼ完全にできるようになった影響が大きい。

 

さらに、女性にとっての性の喜びが、ごく近代になって“発見”されたということがあります。

 

 

それまでの女性は、男性の性の欲望を満たす道具的な存在でしかなく、自分のほうの欲望も表現できなければ、性の喜びも少なかったといえますね。

長いあいだ、女性は男性の所有物的な存在だったのです。

 

ところが女性の自立が進むにつれて、女性も自分の欲望に従って生きるということができるようになってきたのです。

その結果、愛と欲望とを切り離して、性の快感を求めるような女性も登場してきたのです。

 

また、男性とのセックスの「数をこなす」ことによって、自分の周囲との人間関係におけるある種の優越感を持つ女性も増えていきました。

 



2、「貧困女子」と現代の女性

 

「貧困女子」ということがよく問題になっています。

これは、経済の停滞によって、日本全体が経済的に苦しくなるにともなって起きている現象です。

 

マスコミやYouTubeなどでは、資産が何十億という若者の大金持ちがしばしば登場します。

しかし、そうした「勝ち組」には誰でもがなれるわけではなく、いわゆる「負け組」と呼ばれる人が非常に多いのです。

とりわけ女性の場合は、男性に比べて仕事をしても低賃金であったり、肉体労働のできないなどで、貧困になりやすい傾向にあります。

 

そうしたことから「貧困女子」という問題がクローズアップされるのです。

 

 

こうした女性(女の子)は、生きるために仕方なく自分の体を売って生活をするようになるのがしばしばです。

それは、生きるために止むを得ずしたことで、昔から、女性が自分から好んでセックス産業に入るとうのは、ほとんどなかったのです。

 

ところが、最近では、経済的に困っていなくても、自ら積極的にセックス産業に飛び込んでいく女性が増えました。

 

3、欲しいモノを手に入れるために、平気で体を売る女性

 

現代社会では、モノを重視する傾向が強い社会です。

生活に困って「生きていくため」にではなく、もっと欲しいモノが欲しい、豊かな暮らしがしたい、とう欲求を満たすために、性を売り物にする女性(女の子)が増えてきました。

 

自分の体だから、他人に迷惑さえかけなければ、売ろうが何をしようが自由ではないか、と思っているのです。

 

現代では、あまりにも心が置き去りにされているのです。

ですから、精神的な成長を身体的な成長のバランスが取れていないといえます。

 

精神的な成長が不十分であるにもかかわらず、身体的には「大人」として、周囲から見られて、そうした雰囲気のなかで育っている。

 

そのために、自らの性をあまりにも軽く考えてしまい、自分が深く傷ついていることにすら気付かなくなっているのです。

 

 

4、「言葉」の変化が、若者の心を深く傷つけている

 

また、そうした女性が、自分の行為を恥じることなく堂々と、世の中で生きていける風潮も後押ししています。

 

AV女優が最近では「セクシー女優」と言われ、堂々とTVに出ています。

ひと昔前には、売春を「援助交際」という言い方に変わっていったということもあります。

 

わたしが気になっているのは、こうした「言葉」の問題です。

 

こうした「言葉」を作り上げた大人(たいていは男性)によって、どれほど多くの若い人の人生が狂わされてきたでしょう。

 

現代の若い人は、世の中ことをほとんど知らずに育って、しかもネットによる溢れる情報にさらされています。

 

こうした「言葉」によって、本来は非常に慎重に考えるべき「性」を軽く流してしまう雰囲気が作られてしまっているのです。

 

 

世の中全体が、欲望のままに動いている様に見えます。

そんな中で、自分たちも欲望のままに生きていくことが、そのままで肯定されると思い込んでいるのではないでしょうか。

 

こうした気持ちは、ほとんど無意識のうちに形成されています。

 

以前に、私はこのBlogに投稿した記事で、

「男も女も、みんな自分がいかに人から愛されるか、ということばかり考えているようにみえる」

と書きました。

 

今や、世の中の雰囲気が、「いかに自分の欲望を満たすか」がすべての様になっているとも思えます。

 

でも、自分が誰かを真剣に愛するという喜びを知らないなんて、人生の最も大きな果実を味わっていないことになるでしょう。

 

自分が愛するよりも愛されることばかりを考えていたのでは、「自己愛」の世界にすぎません。

 

自分の方から相手を愛するには、「自分」を確立していなければなりません。

 

大切なことは、

世の中の動きに惑わされず、しっかりとした自分を持って生きること

なのです。

 

【参考記事】若者の性の問題について。⬇︎

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【関連記事】現代の夢を持つことができない人について、考えて見ました。⬇︎

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