みなさん、こんにちは。Kakaです。
今回は、高血圧の常識の嘘と、降圧剤(高血圧に対する薬)の危険性を書いています。
でも、次のことをふまえた上で、お話ししています。
ココが大切
- 現代医学、薬学の発達によって、人類は果てしなく大きな恩恵を受けています
- 「薬」を服用する必要がある人は、多くいます
- 誰であっても、一時的にせよ「薬」を服用する必要がある時はあります。しかし・・・
結論から先に言いますと、
血圧は、いわゆる【基準値】よりも高くても気にする必要はない
ということです。
これから、その理由をお話しします。
1、高血圧の「常識」は、一面的な、偏った見方だった!
1、根拠がない、血圧の〈基準値〉
現在、血圧の目標値は、上が130mmHg、下が80mmHg未満とされていますね。
でも、そもそも130mmHgと、80mmHgの数値にはデータ的な根拠はないそうなのです。
いったい何を持ってこの数値を基準値にしたのかが、非常に曖昧なのです。
さらに、以前は脳出血で亡くなる人が非常に多かったのは事実です。
しかし実は、脳出血の死亡率は、1960年から、下がり始めていたそうです。
つまり、高血圧が脳内出血の危険因子だと叫ばれて、
降圧剤が大々的に使用される前から、脳内出血での死亡率は下がっていた
ということです。
つまり、降圧剤のおかげで脳内出血が減ったのではない、という事です。
ではなぜ、脳内出血の死亡率が下がったのでしょうか。
それは、国民の栄養状態が改善されたからです。
動物性タンパク質が足りず低栄養だと、コレステロールなど血管壁を構成する重要物質が不足し、血管が弱くなり、破れやすくなるのです。
ですから、1960年以前は脳内出血で死亡することが多かったのだそうです。
下のグラフをご覧ください。
逆に増えたのは脳梗塞です。
くも膜下出血はほぼ横ばいです。
人間の体は、年をとるほど血圧を上げようとするものです。
なぜなら、誰であっても年齢を重ねるにつれ、動脈硬化が進むのが自然だからです。
動脈硬化とは
- 「動脈硬化」とは、文字通り身体の動脈内の壁が肥厚して、硬く狭くなってしまう状態です。
- 動脈が狭く硬くなれば、当然、脳をはじめとする体のいろいろな部位に血液を送り込むためには、より強い圧力をかけなければならなくなってきます。
- そこで体の調節機能が働いて、心臓がより強く打って血圧を上げるのです。
2、血圧値は、体の〈調節機能〉によって自然に変動する
つまり、脳の働きを守ろうとして、体が自己調節した結果、血圧が高くなるのです。
人間の体は、年齢と共に自然と動脈が硬くなってきます。
これが「動脈硬化」と言われるものです。
動脈が硬いから、脳などの重要臓器に血液を送るために、体の調節機能が働いて、血液を送るためのポンプ機能をあげようとします。
それが、「血圧が高くなる」ということです。
ですから、年をとるにつれて、自然と血圧が上がってくるのです。
これは、体の“正常な”反応です。
血圧は、脳などの臓器に十分な血液が行くように身体が調節した結果です。
つまり血圧は、
その時のその人にとって必要な状態なのです。
だから、その値になっているのです。
それなのに、その時に降圧剤を飲むとどうなるでしょうか。
降圧剤の作用によって、まず血圧が下がります。
しかし、体の方は、血圧を上げる必要があると判断しているわけですから、「異常」を感知して血圧を上げようと反応します。
そのため、医師が目指す値までは、なかなか下がらないことも多い。
そうすると、ますます医師は、降圧剤を追加して処方することになります。
そうしたこともあって、後でお話しします私の母のように、降圧剤だけで、3〜4種類処方される場合があるようです。
体(脳)の方は、血圧をもっと上げなければヤバい、と判断しているにも関わらず、薬が邪魔をする。
すると、体の調節機能が次第に狂ってきます。
そして、血圧が急に低くなったり、高くなったりと乱高下するようになったりするのです。
こうした事を考えると、はたして、どこまで体(脳)の調節機能に反して、薬で血圧を下げようとする必要があるのか、疑問になってきますね。
3、血圧が、180mmHgを超えた人が、一番長生きした!
さらにまた、驚くべき事実があるのです。
フィンランドの調査です。
それによると、75歳から85歳までの「降圧剤を飲まない」男女521人の経過を調査したのです。
その中で生存率が最も高かったのが、上の血圧が180mmHgを超えた人たちだったそうです。
140mmHgを下回ると死亡率がぐんと高くなったそうです。
つまり、
血圧が高い方が、結果的に長生きしている
のです。
これを、どう考えれば良いのでしょうか?
2、降圧剤が、〈脳梗塞〉と〈認知症〉を増やす!
1、降圧剤で、なぜ、脳梗塞と認知症になるのか
さらに、降圧剤を服用し続けることで怖いのは、
脳梗塞が増える
ことです。
約6割増える、といわれているそうです。
さらに、
認知症にもなりやすくなる
と言われています。
その理由は、次のように説明されます。
- 血圧を下げると、脳の末梢部に十分な血液が行き渡らなくなります。そのため〈脳梗塞〉や〈認知症〉の発症のリスクが高くなる
- 脳梗塞を防ぐために、血の塊を吹き飛ばすには血圧を高くして、血が勢いよく流れた方が良い
- しかし、体の自然な調節機能に反して血圧を下げると、血の塊が詰まりやすくなり、脳梗塞を発症しやすくなる。
このように、血圧が低いということには、いろいろなデメリットがあるのですね。
脳梗塞とは
- 脳梗塞とは血の塊(かたまり)が血管に詰まる病気です
- 大きく脳塞栓(のうそくせん)と脳血栓(のうけっせん)の二つがあります
2、問題は、“脱水”状態
さらに脳梗塞は、睡眠中と朝の起床後二時間が発症しやすいと言われています。
高血圧だから脳梗塞になると説明されることがありますが、そうではなく脳梗塞になるのを防ぐために血圧が高くなっているとも考えられるのです(早朝高血圧)。
それは次のように説明できます。
- 朝は、夜眠っている間に徐々に脱水状態になっています
- そうすると血液がネバネバになります。そして本来、脳に必要な血液が流れにくくなっている状態になっています
- そうした状態を訂正するために、体が反応して、血圧を上げようとするのです
- つまり、血圧が上がるのは、脱水症状による脳梗塞を防ごうと、体が反応しているからです。
問題は「脱水」であって、血圧が高いことではないのです。
それを薬によって無理に血圧を下げると、脳梗塞を発症するリスクがさらに高くなるのは、当たり前ですよね。
みなさんも、朝起きた時に口の中が乾燥していたり、口臭が強くなったりしている事がよくあるのではないでしょうか?
それは、水分が体内から減っているために、新しい唾液で口の中を洗い流すことができないことが原因でそうなるのです。
それぐらい、夜間は体内から水分が奪われるのです。
その予防策としては、夜寝る前と朝起きた時に、それぞれコップ1杯の水を飲むといいと言われています。
私は毎日、寝る前には夜に水を飲んでから、さらに枕元に500mLのペットボトルを置いていて、朝起きた時にそれをできるだけ飲むようにしています。
さらには降圧剤の副作用として、
認知機能の低下
があげられます。
降圧剤により体の調節機能に逆らって血圧を下げると、脳への血流がとどこおります。
そうすると脳細胞がうまく働かなくなって認知症状が進むのです。
全国で認知症の人が増えているのは、長年にわたって服用し続けていた降圧剤の影響が大きいと考えられています。
降圧剤の副作用として、さらに次のような症状が起きてきます。
- 頭がボーとする
- めまいや立ちくらみ、ふらつき感がでる
- 物覚えが悪くなる
- 集中力が低下する
などがあります。
これらにより、転んでしまう危険が高くなります。
高齢者は転倒による骨折しますと、寝たきりになるリスクが高くなります。
転倒では「大腿骨頸部骨折」というのが、一番怖い。
これで、「車椅子生活」→「寝たきり」になるというリスクが非常に高いようです。
みなさんの周囲や、ご自身に身に覚えはありませんか?
これらは血圧が低下することによって起こる症状です。
3、なぜ、〈高血圧の人〉がこんなにも多いのか⁉︎
1、“高血圧”だった私の母が、降圧剤がなくなったお話
ここではまず、私の母の体験をお話しましょう。
母は、ずっと何年もの間、降圧剤を服用していました。
基準値よりも高かったために、病院で診てもらって、「高血圧治療」がされていたのです。
母はずっと、何の疑問も持たずに、何種類もの降圧剤を服薬をしていました。
ある時です。
私が母の家に行ったところ、フラフラして、今にも転びそうな足取りで、家の中を歩いていました。
そばに私がいたから良いものの、危うく転んでしまいそうな状態でした。
そこですぐに血圧を測ったところ、なんと上は98mmHgしかなかったのです。
下の方は60mmHg台でした。
こんなにも下がっていては身体がふらつくのもあたり前ですね。
私はすぐに、母が服用しているたくさんの種類の薬の中から、降圧剤を探し出して、抜きとったのです。
約一週間後、母と一緒に、いつも行っている内科医のところに行って、事情を話しました。
そして、母の薬からすべての降圧剤がなくなりました。
母は自分では症状を十分に訴えることができずに、医者の処方されるままに薬を服用していた結果です。
たぶん、私の知らないところで、母は、家の中で転んだりしたこともあったのではないかと思います。
主治医としても、母の様子をずっと観察しているわけではない。
ですから、母が血圧が低くてフラフラになっていることは知らなかったのです。
医院に受診時には血圧を想定しますが、「白衣高血圧」というのもあります。
それでは普段の血圧値は正確にはわからないものです。
その後、降圧剤がないままで、母の血圧は高くなく安定しています。
2、なぜ“高血圧”は良くない、とされたのか
さて、血圧に関しての情報は、TVや雑誌で紹介されたり、いろいろな医師が書いた本が出ていたりします。
こうしたいろいろな情報を調べていくと、血圧に関する「常識」が、どうやら間違っているのではないか、という疑問が起こってくるのです。
でも、そもそも、なぜ血圧が高ければよくないのでしょうか?
それは、おおそ次のように説明されます。
- 高血圧の状態が続くと、その圧力に耐えるために、動脈の壁が厚くなる。それが動脈硬化です
- そこに血液を流そうとすると、また血圧があがり、さらに動脈硬化が進行する
- 脳の血管も硬くなり、脳内出血やくも膜下出血、脳梗塞のリスクが高くなる
- さらに狭心症になりやすくなり、腎臓にも負担をかける。
こうした理由で、「血圧が基準値より高いといけない」とされるのですね。
3、現在の血圧の基準値は?
現在の血圧の正常値と言われているものは、上が140mmhg、下が90mmHg未満です。
でも、1998年の厚生省全国調査の基準値では、160/95mmHg以上が高血圧ということでした。
あるいは、高齢者では、上の血圧は、
「年齢に90を足した値を目安にすれば良い」
とも言われていたそうです。
そこから次第に基準値が下げられていって、現在の140/90mmHgにされたのです。
そのように基準値が下がったことによって、日本の「高血圧患者」が増えることになってしまったのです。
さらには、血圧の目標値が130/80mmHg未満に引き下げられたことから、降圧剤の売り上げも倍増しているそうです。
4、急激に増えた、“高血圧”患者の数
2019年では、この目標値においては、高血圧患者の数が、なんと4300万人になるそうです。
以前の1600万人から、一挙に2700万人も増えました。
そのうちわけは次のようになります。
治療中でコントロールできている人が、1200万人
治療中ではあるがコントロール不良の人が1250万人
未治療で認知ありが450万人
高血圧と認識していない人が1400万人だそうです。
こうして、まさに高血圧症は、〈国民病〉になっていったのでした。
4、それでもあなたは、〈降圧剤〉を飲み続けますか?
さてここまで、ざっと高血圧と降圧剤について、まとめてみました。
人によってはそれまでの「常識」をくつがえす内容ばかりだ、と思われたかもしれませんね。
まずは、皆さんが自分で調べることが大切です。
1、大切なことは、適度な運動をすること
何よりも大切なことは、健康の維持のためには、運動習慣を持つことです。
ほぼ毎日、好きな運動をすることです。
運動習慣がある人はストレスも溜まりにくく、心身ともに健康効果が得られます。
運動することによって、自然に血圧も下がります。
それによって、心身ともに毎日が活力に溢れる生活になっていきます。
ぜひ、これを機会に運動習慣を持ちましょう。
2、メディア・リテラシーを高めよう
降圧剤について、肯定する医者と否定する医者と、いろいろな本が売っています。
それらを読み比べてみましょう。
テレビの健康番組は、非常に良い勉強になります。
しかしその内容を、100パーセント鵜呑みにするのは危険です。
なぜなら、
〈テレビ〉というのは、絶対に本音は言えないもの
だからです。
そして、たくさんある情報の中から、ほんのわずかの部分のみを切り取って、情報として流しているものなのです。
このことは、健康番組だけではなく、政治、経済、自然科学、すべての分野にも言えることですね。
ですので、まず自分自身で、異なる意見の人が書いた数種類の本を読みましょう。
知識を蓄えて、テレビの健康情報番組の中に隠されている間違いを見抜く力を磨いておきましょう。
いわゆる「メディア・リテラシー」とうものです。
メディア・リテラシーとは
テレビや新聞、インターネットなどのメディアを使いこなし、その伝える情報を、主体的・批判的に読み解く能力のこと。
医師の中には、もちろん、高血圧の基準値に対して疑問を持っている人はたくさんいます。
血圧に関して、医師はおよそ、次の3種類に分けられると思います。
- 高血圧は治療しなけらばいけないと考え、降圧剤治療をする医師
- 今のところ賛否両方の意見があるので、患者が降圧剤治療を望んでいれば行うが、よほど数値が高い場合でなければ積極的には治療を行わない医師
- 基本的には、降圧剤での治療をしない医師
などです。
もちろん、「二次性高血圧」といって、背後に別の病気があって、それが元で高血圧になっている場合は、その元の疾患を治療しなければいけないのはいうまでもありません。
さらに、頭痛などの明らかな症状が出ている場合なども治療が必要でしょう。
でも、そうではない通常の“高血圧”の場合にどこまで、降圧剤治療を行う必要がはたしてあるのかどうか?
それはかなり疑問でしょう。
5、では、結局、どうする?
では、いま現在、血圧が高い人は、“専門家”の意見が分かれている状況では、どうすれば良いでしょうか?
私の提案は、大胆にも次の2点でまとめてみました。
- 上の血圧値が、自分の年齢より100足した数値までなら特に何もしない。
- しかし、それ以下の数値であっても、血圧が高い日に限って、頭痛やめまいなどの症状が続く場合は、医師に相談する。
つまり、80歳の人が、180mmHgなら、何もしないということです。
(先に見てきたように、180mmHgの人の方が、それより低い人に比べて長生きしている)
さて、現時点で血圧値が、いわゆる“基準値”よりも高い状態の場合、あなたは、どうしますか?
あなたの今の血圧値は、本当に下げなければいけないほどでしょうか?
これからも、
体の自然な調整機能にさらって、降圧剤を飲みつづけて、血圧を下げていくつもりですか?
この記事を読まれた、みなさまのご健康に、少しでも役に立つことができれば幸いです。
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