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「自分好みの女性に育てたい」という男性の心理を考えてみた。

 

みなさん、こんにちは。

 

みなさんは、異性に対して、どのようなイメージを持っていますか?

今回は、男性の女性に対する心理といったものを考えてみました。

 

Contents 目次

1、男女の営みの〈アメリカン・ジョーク〉

 

まず、〈アメリカン・ジョーク〉を一つ、どうぞ。

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ブッシュ大統領はレーガン前大統領の、マッチョ・イメージが羨ましくて仕方がなかった。

カリスマはあるし、セックスもいまだに強いとの噂だ。

両方とも自分にはないが、せめてセックスぐらいは努力すればなんとかなるだろうと考えて、専門医を訪れた。

 

「どうも近ごろセックスをする気になれないんだが、どうしたらいいだろうか?」

「相手を替えることですな。新鮮さだけでエキサイトしますよ」

「相手を替える⁉︎  とんでもない。そんなことをしたらバーバラに殺されちゃう」

「それなら自己催眠しかありませんな」

「自己催眠?」

「奥さんと行為におよんでいるとき、いま自分はジュリア・ロバーツとやっていると思い込むのです。

彼女の名前を頭の中で繰り返すのもいいでしょうね」

 

その晩さっそくブッシュはバーバラを誘った。

彼女は気乗りしないようだったが夫が求めるなら仕方ないと思って同意した。

ブッシュは医者に言われたとおり、頭の中でジュリア・ロバーツを描いた。

彼が驚いたことに全身にエネルギーが湧いてきた。

 

バーバラの上に乗った彼は、頭の中で“ジュリア・ロバーツ、ジュリア・ロバーツ”と繰り返した。

すると下にいるバーバラもなにやら言っているのが聞こえた。

耳をすますと、

「ブラッド・ピット、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード・・・」

 

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〈ブッシュ大統領とバーバラ夫人〉

 

ここに登場するブッシュというのは、第41代アメリカ合衆国大統領ジョージ・H・W・ブッシュ大統領のことです。

レーガンは、ブッシュの前の大統領で、元俳優であり、強いアメリカを印象付けた一種のカリスマを持った大統領です。

 

ブッシュ大統領の夫人のバーバラは非常に包容力のある優しい母といった感じの人でした。

ブッシュ大統領が訪日したとき、その晩餐会で体調を崩して倒れた時には、バーバラ夫人は冷静で沈着に、合衆国大統領夫人としてとても素晴らしい振る舞いをしたのです。

 

この夫婦のSEXをテーマにしたジョークでした。

 

2、幻想に浸る男性の心とは

ここでは、まず恋愛について考えてみましょう。

 

1、自分の好みに育てたい、という男性の心理

 

男性の心には、目の前の女性を自分の好みの女性に仕立て上げたいという気持ちがあるものです。

 

男性は、相手の女性を自分の心の中にある理想のイメージ通りにしたいわけですね。

ところが、実際には、人というのは自分の思い通りにはならないですから、どうしても自分のイメージとは違ってきます。

 

もし仮に、女性が男性の心の中の理想のイメージ通りになったとしたならば、どうなるでしょうか?

その場合は、その女性は、かなり自分を殺して生きなければならないことになっていきますね。

 

でも昔はともかく、現代の女性は、そうした男性のイメージ通りに生きることには慣れていません。

一般に男性は女性に対して、母親のような優しさと、奴隷のように何でも言うことをきかせられるものと、この二つのイメージを同時に求めるというところがあるのではないでしょうか。

 

 

もちろん、すべての男性がそうであるというわけではありませんけど。

ですが、誰でもどこかにそうした自分に都合の良い、理想の女性イメージを心のどこかで思い描いているのではないでしょうか。

 

2、これまでの男性優位の社会では・・・

 

これまでは男性優位の社会が続いてきました。

現代でもそういう傾向はあるでしょう。

ですが昔は、現在よりもずっと女性の立場が弱かったのです。

そうした時代にあっては、男性のほうが、女性に対して、自分の都合のいいイメージを押し付けて、それが当然のように思っていることが多かったようですね。

 

女性も経済的にもなかかな自立できなかったということもありました。

だから、その男性のイメージをかなり受け入れざるを得なかったという事情もあったようです。

 

もっともそのような男性優位な社会であっても、そうそう都合よく、自分の思い描くイメージ通りにすべてふるまってくれる女性は少なかったでしょう。

ある程度は男性に合わせてはいたでしょうけれども、それにも限度というものがあるのですね。

 

3、女性が自分を生きることができる時代

1、社会構造の変化で変わってきた、女性の役割

 

でも、しだいに女性の自立も進んできました。

 

昔に比較すると、現代は男性に頼らなくても、女性が自分で自立して生きていけるようになってきました。

収入面で相手の男性よりも上だ、というカップルも増えてきましたね。

 

そうした時代にあっては、男性の勝手なイメージに振り回されることに我慢が出来ずに、自分を主張することが出来るようになってきたのです。

そして、自分から離婚を言い出すケースも増えてきたのですね。

 

女性にも当然、人それぞれに個性があります。

ですので、男性の理想のイメージ通りの女性でいるわけがないのですね。

 

ところが、男性の方は、まだまだそんな夢が捨てられないのです。

男性の方でも、ある程度の年齢になって、経験を重ねていけば、自分のイメージ通りの女性なんてのはいないことがわかってくるものです。

女性が自分のイメージ通りにならない、ということもわかってきます。

それでも、男性というものは、やはり女性に自分の理想のイメージを追い求めるところがあるのですね。

 

2、いつまでも幻想に浸りたい男性たち

 

このように自分のイメージ通りの女性を、自分で作り上げたい、自分で育てていきたい、という願望は、どのような男性にも多かれ好かなかれあるものです。

それは意識するかどうかにかかわらず、そうした気持ちがあると思うのです。

 

これはもちろん、幻想にすぎません。

 

こうしたことからして、男性と女性は基本的に違っているのですね。

でも、その違っているからこそ、男女は面白いのです。

違っているから異性との付き合いというのは、刺激的だし、お互いに惹かれあい、学びあえるのですね。

 

 

大切なことは、男性も女性も、自分のイメージにいつまでもしがみつかないことだと思うのです。

特に男性は。

 

いつまでも、幻想にしがみついているのでは、本当に、相手を見ていないことになりますからね。

 

4、それでも幻想は楽しいかも

1、《恋愛できない症候群》になった若者たち

 

もっとも、そうかといって、あまりにも現実ばかりを見すぎてしまうのも問題ですよね。

 

それでは夢も何もなくなってしまいます。

現実ばかりが見えてしまって、そこに理想のイメージを持てなくなってしまったならば、あまりにもつまらない世界になってしまうだけです。

 

最近では、インターネットで情報が簡単に手に入ることができるようになっています。

そういうこともあって、異性に対して、理想のイメージを最初から持つことができないで大人になってしまう若い人が増えてきていようです。

 

私は前に、「恋愛できない症候群」について書きました。

YouTubeの動画や、インターネットによるあまりにもリアルな情報が、本来は楽しいはずの恋愛をできにくくしているのです。

 

最初から覚めてしまっているというのか、異性に対して理想のイメージを投げかけることすら出来ず、異性に憧れることができなくなっている人も増えているのですね。

 

これではあまりにも夢がない、つまらないものになってきますよね。

 

でもそれでは男女ともに、成長はみられなくなってしまうでしょう。

人間は心の中に、異性のイメージを育てていくことによって、一人の大人の女性(男性)として成長していくと思うのです。

 

【関連記事】これが、ネット時代に起きている、ヤバい現象だ⁉︎

《恋愛できない症候群》・・・「夢」を持つことができない人たち!

 

 

2、幻想(イメージ)の投げかけあいが、愛の成長の原点

 

さて、実際のところ自分の心のイメージの理想通りに、ひとりの人間を育てていくということは、そんなの不可能に近いものですよね。

自分の幼い子どもであっても、自分の思い通りには育たないでしょう。

 

まして、相手が大人の女性ならばなおさらですね。

それは絶対に不可能な事なのです。

 

ですので女性を、自分の思い通りの女性に仕立てあげようという男性の気持ちは幻想にすぎないのです。

けれども、女性を本気で愛すれば愛するほど、男性というものはそこにイメージを投げかけるのも事実なのですね。

 

理想の女性像を投げかける男性側と、自分を生きようとする女性側。

そこに、女性の方にも男性に対して、自分の理想のイメージを投げかけようとします。

時には、男性を自分の好みに育てたいという願望も絡まってきたりします。

 

このように、イメージの投げかけあいや、駆け引きといったものが、実は大人の男女の成長の原点と言えるのではないかと思うのですね。

 

 

男性も女性も、そうした心理を知った上で、お互いにイメージを投げかけあって好き合っていくのも、ひとつの方法かもしれません。

 

 

今日は、男性の中にある、「自分好みの女性の育てたい」願望を考えてみました。

 

 

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