みなさん、こんにちは。Kakaです。
『この壺は満杯だろうか?』という、有名なお話があります。
今日はそれについて、私の見方もまじえて書いてみました。
1、「自信がない」という悩みを持つ人が多くなっている
「自分に自信を持つことができない」
そういう悩みを持っている人は多いと思いますね。
最近はインターネットの普及で、いろいろの情報が手軽に手に入るようになってきています。
YouTubeなどの動画では、初めてみるような、驚くようなことをやっている人はいっぱいいますね。
そうした人たちを見て、
「自分には何も得意なことがない」
「自分に自信が持てない」
って、劣等感を持ってしまう人も多いようです。
でも、本当に自信を持って生きている人というのは、自信があるとか自信ないとか、そんなことは考えていないものです。
なぜなら、そのような人は、自分が〈やりたいこと〉や〈やるべきこと〉をしっかりとわかっているからです。
そしてそのことに対して、まっすぐに突き進んでいるからなんです。
だから、自信があるとかないとかは全く関係がない。
そんなの考える必要がないのです。
そもそも、自分を他人と比べるから、自信などというものが問題となってくるのですね。
「あの人は、仕事がうまくいっている。なのに、自分はダメだ」
「周りの友達は、ステキな彼氏(彼女)がいるのに、自分にはいない」
「あの人はYouTubeで面白いことをやっているのに、自分は何もできない」
って。
でも、人間というのは人それぞれ、まったく違う〈運命の星〉を持って生まれてきているのです。
違うのは当たり前なのですね。
【参考記事】人はどんな〈運命の星〉に支配されているか、について解説しました。⬇︎
だから、自分の生き方ややり方を、他の人と比較して決める、なんてことはする必要はないのです。
参考にするのは良いでしょうけど。
ただ、自分の信じていることに、正しいと思うことに、わき目もふらずに突き進むことが大切なんですよ。
そうすると、いつの間にか自信があるとかないとかは、忘れてしまっているものです。
ここで自信ということに関連しまして、有名なお話をみてみましょう。
「この壺は満杯なのだろうか?」というお話で、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
2、「この壺は満杯だろうか?」
ある大学でこんな授業があったという。
「さぁ、クイズの時間だ」
教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。
その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。
壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、彼は学生に聞いた。
「この壺は満杯か?」
教室中の学生が「はい」と答えた。
「本当に?」
そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利をとり出した。
そして砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていく。
そしてもう一度聞いた。
「この壺は満杯か?」
学生は答えられない。
一人の生徒が「たぶん違うだろう」と答えた。
教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の陰から砂の入ったバケツを取り出した。
それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。
「この壺はこれでいっぱいになったか?」
学生は声を揃えて、「いや」と答えた。
すると教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと水を注いだ。
彼は学生に最後の質問を投げかける。
「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」
一人の学生が手を挙げた。
「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、
いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」
「それは違う」と教授は言った。
「重要なポイントはそこにはないんだよ。
この例が私達に示してくれる真実は、大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、その後二度とないという事なんだ。」
君たちの人生にとって”大きな岩”とは何だろう、と教授は話し始める。
それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり、自分の夢であったり・・・
ここで言う”大きな岩”とは、君たちにとって一番大事なものだ。
それを最初に壺の中に入れなさい。
さもないと、君達はそれを永遠に失う事になる。
もし君達が小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、君達の人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。
そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。
3、〈好きなこと〉を、まずやってみる
このお話にありますように、自分にとって、本当に大切なものを置き去りにしてしまうと、後になって大いに後悔することになります。
世の中の出来事を学んで、その動向を理解したり、流行っていることを知ることは大切なことです。
自分の殻に閉じこもっていては、何も進歩しないからです。
いつも自分の心の目を外に向けて、新しいことを取り入れることによって、それまで気づかなかった〈自分〉を発見することができるものです。
でも、その一方で、人と自分とを比べて、劣等感にばかりさいなまれるのは問題ですね。
逆に、優越感に浸って、それが自信につながっている、というのも、どうかと思われます。
しょせんは、自信なんてものは、相対的な価値観にすぎませんから。
人と比べて、自分の方が上だ、と思っていると、いつの間にか、本当に自分にとって大切なものを見失ってしまう危険があります。
上にあげたお話のように、気づいたら、自分という「壺」が、つまらない砂利や砂でいっぱいになってしまっていて、〈大きな岩(一番大切なこと)〉を入れる余地がなくなってしまっていた、ということになってしまうのですね。
だから、自信はなくても、とにかく、今やりたいと思ったことを、まずやってみる。
なんでも良いから、興味を持ったものをやってみよう。
世間の常識にしばられないで、好きなものは好きだと自覚して前に進もう。
今の自分に、ひたすらエネルギーを賭けてみることです。
それを続けていると、自信なんてものは問題なくなってしまうでしょう。
そうすると、自然に周囲の人から、
「あの人のように、自信を持っていきている人になりたい」
と言われるようになるのですね。
このページを締めくくりに当たって、最後に質問です。
あなたにとって、
〈好きなこと〉〈好きなもの〉
は何ですか?