輪廻転生・生まれ変わり

前世を語る人たちに起きる、不思議な現象

 

みなさん、こんにちは。

 

前世の記憶を話す人はよく報告されています。

実は、彼らはただ記憶を思い出して、話をしているだけではないのです。

前世のことを思い出して人に話すときに、不思議な現象が起きることが知られています。

 

今回は、前世を語る時の不思議現象についてのお話です。

 

 

Contents 目次

1、前世の話をすると、頭痛がする

 

前世のことを考えたり、喋ったりすると、体調を崩すという人がしばしばいるようです。

 

ここではまず、『生まれ変わりの村①』(森田健著)から、その一例を見てみましょう。

私が覚えている生まれ変わりは二回です。

二回とも生まれる瞬間の様子は同じでした。

暗い洞穴を通っていくと、突然辺りが明るくなり、赤ちゃんになっていたのです。

そして今世も再び女性に生まれ変わりました。

前世で難産で産んだ子は現在38歳で、元気でいます(ちなみに彼女は現在34歳)。

(中略)

前世のことを喋ると頭が痛くなるので、これは病気なのではないかと思っていろいろな人に診てもらった時期もありました。

しかし、病気ではなく、原因は前世のことを喋ることにあると気がつきました。

 

この女性は、なんと前世のその前の生のことも記憶していたようです。

 

そして、前世のことを話すたびに頭痛がすることに気づいたようです。

 

もちろん、前世の話をする人のすべてが体調の悪化を経験するわけではありません。

しかし人によっては、前世の話をすると頭痛ではなく別の症状を起こしたり、さらには寝込んでしまう人もいるようです。

 

2、前世の話を聴く親たちの「鳥肌現象」

 

1、子どもが前世のことを喋る時に体験する、親の「感覚」

 

先に挙げた事例では、前世を記憶する本人が、頭痛など身体症状を起こしていました。

 

ここでは、前世の話を始めた時にそれを聞いている周囲の人(たいていは、その親)が体験する不思議な現象についてみてみましょう。

それが、「鳥肌現象」というものです。

 

ここでは、『子どもはみな前世を語る』(キャロル・ボーマン著)よりみてみます。

 

子供たちが前世の話を始めるや、文字通り鳥肌が立ったり、寒気がしたり、刺激的な感覚が体中を駆けめぐったりといった体験をした親たちがとても多いのだ。

中には、これらの全てを一度に体験する人たちさえいるほどだ。

として次のような、体験者の話を紹介しています。

 

息子が前世の話を始めると、私はいつも独特の感覚に襲われます。

まず、背中が背骨にそってチクチクするような感じがしてきます。

寒気もしてきます。

その時私は、前世の記憶のエネルギーを感じることができます。

体全体がチクチクしてくることさえあります。

まるで針やピンの先でつつかれているような感覚です。

ただし痛みはありません。

体全体のエネルギーが活性化しているような感じです。

息子が作り話をしているときには、この感覚はやってきません。

彼が前世について語るのは一度にせいぜい数分程度で、あまり長くはないのですが、その間、私ばかりでなく息子も、この感覚を感じ続けているようです。

そして、彼が記憶から離れた瞬間に、この感覚も私たちから離れていきます。

 

これは「鳥肌現象」の典型的な例です。


子どもはみな前世を語る

 

子どもたちが前世の記憶を語っているときには、いつもの無邪気な彼らとはちがう表情になるといいます。

表情が違うだけでなく雰囲気までも違ってくるといいます。

 

2、別次元の空間が現れる

 

ですので、子どもたちが前世の話をしているときには、表情からすぐにそれと分かるそうです。

通常の、子どもがよくする空想から出てきた作り話や想像上のお話とは違うことが、そうした表情や雰囲気でわかるそうです。

 

そして、子供が前世の記憶から離れて、現在の時間に戻ってきた時には、親たちはそれを瞬間的に知ることができるといいます。

 

私は子どもたちが、前世と繋がった瞬間、つまり異なった意識状態の中に入った瞬間に、彼らの肉体を取り巻くエネルギー場内で何らかの変化が発生するのではないかと考えている。

そしておそらく、子どもたちの話に波長を合わせているとき、私たちは単に耳を傾けているだけではなく、そのエネルギー的変化に反応してもいる。

私たちはその変化を、おそらく私たち自身のエネルギー場を通じて、感じることができるのではないだろうか。

 

このように、短時間にせよ前世の記憶の世界に入り込んだ子どもは、単に記憶を思い出している、というのではないようです。

 

 

当の本人だけではなくその近くで話を聞いている親までもが、あたかも、前世という別次元の空間に入り込んでしまったような状態になるのです。

 

そのため、親たちは、「鳥肌現象」といわれる不思議な感覚になるようです。

 

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3、前世を再現する能力

 

1、強制収容所の見学をした時に起きた「不思議現象」

 

これまで、前世を語る子どもと、その話を聞く周囲の人に起こる現象を見てきました。

ここではそれ以上に不思議な現象を見てみましょう。

 

それは、輪廻転生した人の持つ不思議な力として、《前生を再現する能力》というのがあるという事です。

 

まず事例を『輪廻体験』(片桐すみ子編訳)からみてみましょう。

 

アメリカの交換学生としてドイツで暮らしていたジュディは、ドイツに滞在中、強制収容所跡の見学を含む旅行に参加した。

彼女によれば、まるで同時に二つの人生を生きているようだったという。

何もかも驚くほど見覚えがあり、ガイドが説明する前に、すべての建物がどこに建っていてどんな用途に使われたのかがすっかりわかってしまった。

彼女が死んだときにいた建物はずっと前に取り壊されていたが、彼女はその位置を正確に知っており、自分が死ぬ光景を見たのだった。

快晴の日で、通路には砂利が敷いてあったにも関わらず、旅行の間じゅうジュディはぬかるみの中を歩いているような感じがした

一方、1940年代には砂利はなく、どこまでもぬかるみだけが続いていたのである。

見学を終えて戻ったジュディが靴を脱いだところ、靴底は乾いていたが、どういうわけか足とソックスは泥だらけだった

汗だろうか?

それとも彼女は前世を「見学して」きたのだろうか?

 

ジョディは前世において、ナチスによって強制収容所に入れられていたのです。

強制収容所に見学に行った時に、その時の記憶を思い出したのです。

さらにそれだけではありません。

その時のぬかるみの状況をも、「足とソックスは泥だらけだった」として再現してしまったのです。

 

2、ユダヤ人犠牲者の生まれ変わりの例

 

ナチスによるユダヤ人虐殺の犠牲者の生まれ変わりの例は多く報告されています。

 

これは数百万人の虐殺という、恐るべき数のユダヤ人たちが、次々と再生して、その前世の記憶を語り始めたという事実に基づいています。

これらの再生者の記憶を多くの科学者たちが調査して、事実である事が確認されたのです。

が、そこに“再現の力”があるというのです。

 

 

それはどういう事でしょうか?

 

『君は誰の輪廻転生(うまれかわり)か』(桐山靖雄著)では、次のように説明されています。

 

「再生後、転生者は、前生の自分をめぐるさまざまな環境や条件、または人間関係などを、再現する能力を持っているのである」

「(再生者は)前世のある部分や条件を再現する能力を身にそなえているのである」

 

このように、単に「前世の記憶を思い出す」だけではなく、その時の状況の一部をも再現してしまう、不思議現象が起きるようです。

先に見てきました親たちの「鳥肌現象」でみてきたように、「あたかも、前世という別次元の空間に入り込んでしまったような状態になる」のです。

前世の空間の一部をそのままタイムスリップしたかのように「再現」してしまうようなのです。

 

3、肉の焼ける臭いが立ち込めた!

 

この『輪廻体験』で引用されている別の事例をみてみましょう。

 

(未婚の母)ビヴァリーは、子どもの頃同じ悪夢を繰り返し見た。

(中略)

場面は一転して、二人は悪臭のする恐ろしい場所にいた。

そこでは男たちが人間を生きたまま火に投じていて、少年も投げ込まれた。

かれらは火を消そうと手で身体をたたきつけながら死んでいった。

ビヴァリーがこの夢の話をしている間、部屋には肉の焼ける臭いがたちこめた。

・・・外でバーベキューをしているのでもなければ、台所で何か焼いている訳でもなかった。

 

この話に出てくるビヴァリー(女性)は、前生では、8才くらいのユダヤ人少年でした。

彼女が、その前世でのナチスによる虐殺の犠牲となった時の悪夢を見た時に起きた、不思議な現象です。

 

8才の少年であった前生では、ナチスの手によって、無残にも火に投げ込まれて死んでいったわけです。

その記憶が深層意識に刻み込まれ、それを思い出したり、夢でみる時に、肉の焼ける臭いが立ち込めた、ということです。

 

なんとも摩訶不思議な現象です。

 

 

また、チベット仏教における「活仏」については、以前の私の記事にまとめてあります。

【参考記事】チベットにおける輪廻転生は。⬇︎

チベット仏教における輪廻転生・・・〈活仏〉について解説します

 

4、おわりに

 

こうした現象について、桐山靖雄師は、

「かれらには、前生の自分の運命、人生、人間関係を、再構築する力があるのである。

それは運命の「反復」ではない。

「再現」である。

その力の大小強弱はさまざまであるが、再生者、転生者は、ほとんど持っている」

と述べています。

 

このようにみていきますと、人は前世の記憶を思い出すだけではなく、それと同時に、その時の状況の一部を再現するようです。

そしてその人を取り巻く周囲の人にも、影響を与えるということでしょう。

むしろ、本人はもちろん、その周囲の人の人生をも変えてしまうほどの力があるようです。

 

 

実は、こうしたことは、ナチスの犠牲者だけではありません。

われわれすべての人にもその程度の差はあっても、前世の影響のもとに、今を生きているのです。

 

  • 特に才能があるように思えないのに、なぜか不思議と物事がうまくいっている人
  • 仕事はそこそこうまくいくのに、なぜか異性関係では恵まれない運命にある人
  • 年がら年中、病気や怪我に悩まされいる人
  • 物事が8、9分までうまくいっている時に、いつも最後になって大きな失敗をして、すべてを台無しにしてしまう人

 

前世からの自分、という視点で世の中を見ていると、さまざまな運命の巡り合わせというものに、また新たな見方ができるのではないでしょうか。

 


君は誰れの輪廻転生(うまれかわり)か


前世を記憶する子どもたち (角川文庫)

輪廻体験―過去世を見た人々の証言

 

【参考文献】

『生まれ変わりの村①』(森田健著、河出書房新社)

『子どもはみな前世を語る』(キャロル・ボーマン著、PHP研究所)

『前世を記憶する子どもたち』(イアン・スティーブンソン著、日本教文社)

『君は誰の輪廻転生(うまれかわり)か』(桐山靖雄著、平川出版社)

『輪廻体験』(片桐すみ子編訳、人文書院)

 

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